冷凍ミカン も美味しいですね。
落語 - 2013年01月16日 (水)
みなさんこんにちは。
今日は冬の風物詩とも言える、ミカンのお話です(^^)
テーブルやコタツの上にあると
いつでも手軽に食べる事ができますし、なんとなく
安心感があり、冬 暖かい部屋でテレビなんかを
見ながら食べる みかんはとても、美味しいですよね♪
しかも ただ美味しいだけでなく、
健康や美容に良いという、なんともミカン様々な感じ(*^^)v
ビタミンCはもちろん、ミカン袋についてる白いスジにも
毛細血管を強化すると言われるヘスペリジンと言う成分が
含まれており、実に手軽に美味しく身体にも嬉しいフルーツだったんですね。
私の好きな落語に「千両蜜柑」と言う演目があります。
これは古典落語なんですが 古典落語と言われるだけあり
古い時代のお話で沢山の色んな落語さんがお話されています。
私は 「試してガッテン」 の立川志の輔さんの落語で好きになりました。
あらすじとしては
ある呉服屋の若旦那がある日 体調を悪くし、『明日をも知れぬ重病』になった。
医者が言うには、「これは気の病で、何か心に思っている事が叶いさえすれば、
きっと全快する」のだとか。
しかし、いくら父親がたずねてみても、若旦那は首を横に振るばかりで
答えようとしない。
みかねた父親は番頭の佐兵衛を呼び出し、
「何が何でも若旦那の悩みを聞きだせ!」と厳命。
番頭は「任せてください きっと、好きな女子でも出来たに違いありません」
と話を聞き、ようやく白状させてみると…。
「実は……ミカンが食べたい」とポツリ
あっけに取られた番頭。「座敷中ミカンで埋めてあげます」
とカンタンに請け合って、大旦那にご報告。
すると「まずい事をいったものだな」
「どうしてです?」
「何処にミカンがあるんだ?」
その通り。冬場の出盛りならいざ知れず、物語は真夏、
土用の八月であったのです。はっと気づいた時はもう遅い。
「もしミカンがないと言えば、せがれは気落ちして死んでしまう。
そうなったら、お前は『主殺し』で磔だ。それが嫌なら…」
大旦那に脅され、番頭は大慌てで外に飛び出していった。
あちこち探してみたものの、やはりミカンは見つからない。
「ミカン、ありますか!?」
「あるわけないでしょ、ここは金物屋ですよ?」
なんて事になるぐらい、番頭はパニクっておりました。
このままみかんを持ち帰る事が出来ない事を重く考え、
番頭はその場に卒倒してしまう。
同情した金物屋の主人は、番頭を介抱して
「神田多町の万屋惣兵衛の所に行けばあるのでは」と教えてあげた。
ワラにもすがる思いで問い合わせると、幸運な事に
ミカンがあると言うのです。「ちょっとお待ちください」
蔵の扉を開け、山積みになった木箱を引きずり出すと、
次々と開けていく、店の主人「ありました!」
「え、ある? ね、値段は?」
「千両に御座います」
こっちも遊びで店を出しているわけではない。どうしても食べたいと言う
お方のために、腐るのを承知で上物ばかりを選んで貯蔵しているのだ…
と言うのが向こうの弁。
一両を現在の価値にすると、当時の物価の変動が大きい事もあり
大きく幅がありますがおよそ5万~10万円
それの千倍と言う訳です。
番頭は急ぎ戻り、大旦那に報告すると、
「安い。せがれの命が千両で買えれば安いもんだ」。
番頭は目を白黒。千両出してミカンを買う。
「あー、もったいない。皮だって五両ぐらい。スジも二両、一袋百両…」
上手そうにミカンを食べる若旦那を横目に見ながら、
番頭は事の成り行きに呆れてしまう。
喜んで食べた若旦那は、三袋残して、これを両親とお祖母さんにと番頭に手渡した。
「一ふさ百両。三つ合わせて三百両…。このままずっと奉公していたって、
そんなお金は手に入らない。旦那様には悪いが…」
なんとこの番頭、ミカンを三袋を持って失踪してしまいました。
と言う特殊な事情で莫大な値が付いてしまったミカンを
どこでも通じる資産と錯覚し、自分の未来を捨てて失踪してしまう
番頭に笑いと一抹の悲哀を感じるお話であります。
今では、考えられないとお考えの方もいらっしゃると思いますが
現代でも、「限定販売」「今しか買えない」と言うような
ただあるものに 多種多様な付加価値を加えたりする事で
それが大きなヒット商品になっている事例はたくさんありますし、
勉強になるなぁ~、と ミカンを食べながらブログを更新するのでした(^^ゞ
今日は冬の風物詩とも言える、ミカンのお話です(^^)
テーブルやコタツの上にあると
いつでも手軽に食べる事ができますし、なんとなく
安心感があり、冬 暖かい部屋でテレビなんかを
見ながら食べる みかんはとても、美味しいですよね♪
しかも ただ美味しいだけでなく、
健康や美容に良いという、なんともミカン様々な感じ(*^^)v
ビタミンCはもちろん、ミカン袋についてる白いスジにも
毛細血管を強化すると言われるヘスペリジンと言う成分が
含まれており、実に手軽に美味しく身体にも嬉しいフルーツだったんですね。
私の好きな落語に「千両蜜柑」と言う演目があります。
これは古典落語なんですが 古典落語と言われるだけあり
古い時代のお話で沢山の色んな落語さんがお話されています。
私は 「試してガッテン」 の立川志の輔さんの落語で好きになりました。
あらすじとしては
ある呉服屋の若旦那がある日 体調を悪くし、『明日をも知れぬ重病』になった。
医者が言うには、「これは気の病で、何か心に思っている事が叶いさえすれば、
きっと全快する」のだとか。
しかし、いくら父親がたずねてみても、若旦那は首を横に振るばかりで
答えようとしない。
みかねた父親は番頭の佐兵衛を呼び出し、
「何が何でも若旦那の悩みを聞きだせ!」と厳命。
番頭は「任せてください きっと、好きな女子でも出来たに違いありません」
と話を聞き、ようやく白状させてみると…。
「実は……ミカンが食べたい」とポツリ
あっけに取られた番頭。「座敷中ミカンで埋めてあげます」
とカンタンに請け合って、大旦那にご報告。
すると「まずい事をいったものだな」
「どうしてです?」
「何処にミカンがあるんだ?」
その通り。冬場の出盛りならいざ知れず、物語は真夏、
土用の八月であったのです。はっと気づいた時はもう遅い。
「もしミカンがないと言えば、せがれは気落ちして死んでしまう。
そうなったら、お前は『主殺し』で磔だ。それが嫌なら…」
大旦那に脅され、番頭は大慌てで外に飛び出していった。
あちこち探してみたものの、やはりミカンは見つからない。
「ミカン、ありますか!?」
「あるわけないでしょ、ここは金物屋ですよ?」
なんて事になるぐらい、番頭はパニクっておりました。
このままみかんを持ち帰る事が出来ない事を重く考え、
番頭はその場に卒倒してしまう。
同情した金物屋の主人は、番頭を介抱して
「神田多町の万屋惣兵衛の所に行けばあるのでは」と教えてあげた。
ワラにもすがる思いで問い合わせると、幸運な事に
ミカンがあると言うのです。「ちょっとお待ちください」
蔵の扉を開け、山積みになった木箱を引きずり出すと、
次々と開けていく、店の主人「ありました!」
「え、ある? ね、値段は?」
「千両に御座います」
こっちも遊びで店を出しているわけではない。どうしても食べたいと言う
お方のために、腐るのを承知で上物ばかりを選んで貯蔵しているのだ…
と言うのが向こうの弁。
一両を現在の価値にすると、当時の物価の変動が大きい事もあり
大きく幅がありますがおよそ5万~10万円
それの千倍と言う訳です。
番頭は急ぎ戻り、大旦那に報告すると、
「安い。せがれの命が千両で買えれば安いもんだ」。
番頭は目を白黒。千両出してミカンを買う。
「あー、もったいない。皮だって五両ぐらい。スジも二両、一袋百両…」
上手そうにミカンを食べる若旦那を横目に見ながら、
番頭は事の成り行きに呆れてしまう。
喜んで食べた若旦那は、三袋残して、これを両親とお祖母さんにと番頭に手渡した。
「一ふさ百両。三つ合わせて三百両…。このままずっと奉公していたって、
そんなお金は手に入らない。旦那様には悪いが…」
なんとこの番頭、ミカンを三袋を持って失踪してしまいました。
と言う特殊な事情で莫大な値が付いてしまったミカンを
どこでも通じる資産と錯覚し、自分の未来を捨てて失踪してしまう
番頭に笑いと一抹の悲哀を感じるお話であります。
今では、考えられないとお考えの方もいらっしゃると思いますが
現代でも、「限定販売」「今しか買えない」と言うような
ただあるものに 多種多様な付加価値を加えたりする事で
それが大きなヒット商品になっている事例はたくさんありますし、
勉強になるなぁ~、と ミカンを食べながらブログを更新するのでした(^^ゞ
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